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男性不妊の検査 1:問診 |
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結婚してからの期間、避妊期間、不妊期間、これまでの妊孕歴、性欲・勃起・射精などの性機能、既往歴(これまでの病歴)、これまで使用した薬剤(抗癌剤など)、職業歴(高温環境、重金属、放射線被曝との関連)などについて問診します。 |
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男性不妊の検査 2:理学的検査 |
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生殖器、髪の毛、陰毛の状態、陰嚢内容、精巣容積などについて調べます。また、陰嚢部の触診によって、精巣上体の状態、精巣・精管・副性器の腫瘍の有無、精索静脈瘤の有無を調べます。特に、精巣容積は造精機能をよく反映し、10ml以下なら造精機能障害が疑われます。 |
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男性不妊の検査 3:精液検査 |
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当院では、WHO(世界保健機構)の基準に基づいて、精液検査を実施しています。精液の状態によって、今後の治療方針や方法が変わることもあり、非常に重要な検査です。
一般的には、48時間以上、一週間以内の禁欲期間をおいたあとに、マスターベーションで採取した精液を検査に用います。精液量、精子濃度、運動率、奇形率、精子の前進運動率について調べます。WHO(世界保健機構)で定められている正常精液所見を表に示しています。
また、ほとんどの精子が動いていない場合は、エオジン染色法といわれる方法で、精子の生死を判別します。
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≪正常精液所見≫ |
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精液量 |
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1.5ml以上 |
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| pH |
: |
7.2〜8.0 |
| 精子濃度 |
: |
15×106/ml以上 |
| 総精子数 |
: |
40×106/ml以上 |
| 精子運動率 |
: |
前進精子が40%以上、または、高速直進精子が25%以上 |
| 精子形態 |
: |
正常形態精子が30%以上 |
| 精子奇形率 |
: |
30%以下(当院基準) |
| 精子生存率 |
: |
75%以上 |
WHO(1999) |
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精子の濃度が低い、運動率や運動性が低い、奇形率が高いなどの場合は人工授精や体外受精へと治療方法を変更することがあります。また、精液が膀胱に入ってしまう逆行性射精の場合、尿中から精子を回収して利用することが可能です。 |
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男性不妊の検査 4:内分泌検査 |
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採血して、血液中のFSH、LH、テストステロン、プロラクチンなどを測定し、内分泌系に異常がないか調べます。FSH値は、造精機能を反映し、高すぎても低すぎても造精機能障害が疑われます。PRLが高値なら、視床下部、下垂体疾患が疑われることがあります。 |
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≪正常成熟男性のホルモン値≫
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FSH
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1〜7mIU/ml
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LH
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1〜8mIU/ml
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テストステロン
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300〜1200ng/dl
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PRL
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1〜20ng/ml
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Male Infertility A to Z, Hollanders JMG et al., eds.,
The Parthenon Publishing Group, 1996 |
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男性不妊の検査 5:染色体検査 |
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染色体には常染色体(22組)と性染色体(1組)がありますが、まれに染色体数に異常が起こり、精子形成に異常をきたす場合があります。通常は、染色体異常が疑われる場合のみ実施します。 |
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男性不妊の検査 6:精巣組織生検 |
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無精子症や、高度乏精子症に行われ、精巣内の組織を一部採取して、精子形成の状態などを調べます。通常、精巣内精子採取術時に行います。 |
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男性不妊の検査 7:その他 |
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精液中に白血球が多い場合は、炎症や感染症の可能性があるので、尿検査や、精液の培養検査を行います。 |
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