- 2017.6.20
- 見える化
先日、厚生労働省は“個別労働紛争解決制度”の利用状況を報告しました。
“個別労働紛争解決制度”とは、
①総合労働相談
②労働局長による“助言・指導”
③紛争調整委員会による“あっせん”の3つの方法があり、
労働者と企業とのトラブルを未然に防止し、早期に解決する制度です。
“いじめ、いやがらせ”(パワハラ)の相談件数は、
7万917件で5年連続最多でした。
他、助言・指導も2206件で4年連続最多、
あっせんの申請も1643件で3年連続最多でした。
この最多の数字だけみると、悪くなったと思いがちですが、
具体的に声を上げる人が増え、数字に表れた結果ではないかと考えます。
インシデントレポート(ヒヤリハット報告書)も、
枚数が多いといけないと思いがちですが、書くことで振り返り、
重大事故を未然に防止することになります。
“見える化”ができているのはいいことではないでしょうか。