胚培養士掲示板
卵子や精子に関する質問、培養室についてのご質問に当院胚培養士がお答え致します。
ゆり様から
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拡張期胚盤胞の融解で氷晶ができたのはなぜ?原因と妊娠への影響
拡張期胚盤胞の融解についての質問です。
41歳です。先日、他院にて拡張期胚盤胞4bcを移植して来ました。
凍結してある胚は2つで拡張期胚盤胞4bbと4bcです。
胚移植当日朝に4bbを融解したところ胚内部に氷晶が形成されていた為、お昼に4bcを融解したところ移植の夕方の時点で2つとも胚内部の氷晶は50%以上残っていました。
拡張期胚盤胞の融解では、胚内部の氷晶は避けられないものなのでしょうか。他に原因があったのでしょうか。また、このような胚移植で妊娠は出来るのか、妊娠した場合の子供に何か影響が出てくるか教えてください。
培養士さんには、4bbの方はフラグメントも少なく良い胚と言われていた為、予期していない状況にショックを受けています。
よろしくお願い致します。
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胚培養士より
お答え致します。
胚内部の氷晶という表現がどのように使われているのかはわかりかねますが、恐らく胚の変性だと考えてお話し致します。
凍結後の復活率は当院では95%で100%ではありません。うまく復活してこない胚はもともと状態が良くなかった胚の可能性は高いかと思われます。当院では細胞の50%以上が変性している場合は原則移植を行っておりません。
細胞が50%変性している場合でも細胞が生存している部分があるのであれば、妊娠の可能性は0ではないかと思われますが極めて妊娠率は低くなると当院では考えております。
細胞の変性がある場合の子どもへの影響は当院での統計はありませんが、無事に着床した場合は恐らくないかと思われます。
良い結果になることをお祈りしております。
ご質問ありがとうございました。