2017.04.07 漢方コラム
五月病と漢方
五月病に代表されるように、新入社員、新入生に関わらず、季節の変わり目には、体調の変化や憂鬱気分など、よく耳にします。
そんな時におすすめの漢方薬をご紹介します。
①補中益気湯
何となく元気がでない、疲れたときに。栄養ドリンク代わりに服用しても効果あります。
②六君子湯
胃が重い、食欲がない上に、うつっぽい時に。
③四逆散
抗ストレスの基本薬。ストレスがかかると胃痛が出たり、手によく汗をかくような緊張感の強い方に。
服用された患者さまの声
- Aさん:
最近、なんとなく疲れやすい。仕事中、特に昼食後や夕方には、眠気やだるさで仕事になりません。内科で受けた検査では異常がありませんでした。補中益気湯エキスを疲労時に服用するとシャキッとして、もうひと頑張りできるようになりました。 - Bさん:
食後に胃が重くなることが多く、食欲が湧きません。そのうえ、気分が鬱々とし、気分が晴れません。最近受けた胃カメラでは異常はありませんでした。六君子湯エキスを1日3回服用し続けたところ、胃の重みが改善され、食欲も戻ってきました。気分の落ち込みも軽減してきました。 - Cさん:
新しい部署に配属されたころより、仕事に行くときに胃痛がおこるようになりました。また、便が切れ切れの細い便の事が多く、すっきりした排便がなく、常に残便感やお腹の張りがあります。手のひらや足の裏がじめっと汗でぬれ、手足の冷えを感じることもあります。四逆散エキスを1日3回服用したところ、胃痛の頻度は減った他、ガスやしっかりした便もでるようになりました。緊張感もほぐれてきました。 - その他にもおすすめの漢方薬もありますので、ご相談くださいね。うまく使って、この時期を乗り越えましょう。