医療法人 越田クリニック

不妊治療トピックス

《 漢方コラム 》

  • 2025.09.18漢方コラム

    天気痛と漢方

    9月7日に行われた産婦人科漢方研究会の教育講演で、天気による体調の崩れを研究していらっしゃる愛知医科大学の佐藤純先生の興味深いお話を聞くことができました。 私自身、頻繁に頭痛に悩まされ、原因も多数あるようで、雨の日前も、…

  • 2017.11.30漢方コラム

    精神的ストレスを緩和する

    今年8月27日旭川で行われた産婦人科漢方研究会に参加してきました。 発表演題は、「不妊治療中の女性が受ける精神的ストレスに対する大柴胡湯エキスの有用性」です。 東洋医学では、精神的ストレスを溜めることは、胃腸の働きや子宮…

  • 2017.10.15漢方コラム

    産婦人科漢方研究会

    東京で産婦人科漢方研究会が開催され、今年も発表を行いました。 タイトルは「漢方薬を服用した女性 18 例の不妊治療の効果への影響の検討」で、優秀演題賞ノミネート講演に選んでいただきました。 2015年に、便秘症の方(ここ…

  • 2017.08.07漢方コラム

    月経前症候群(PMS)

    月経が始まる数日前になると、体がだるくなったり、いつも以上にイライラしてしまったり・・・心と身体に不調を感じたことはありませんか? それは、月経前症候群(PMS)かもしれません。 月経前症候群というのは、月経前の3~10…

  • 2017.07.07漢方コラム

    潤腸湯の有効性

    9月13日に第35回産婦人科漢方研究会が東京飯田橋で開催されました。 当院からは、平成26年12月~平成27年5月に潤腸湯エキスを開始し、1ヶ月間服用された20例の検討について報告しました。 アンケートにご協力いただいた…

  • 2017.06.07漢方コラム

    女性の漢方シリーズ 頭痛編

    頭痛にも様々なタイプがあり、選択する漢方薬も違ってきます。この私も、頭痛持ち。毎日、どの漢方薬を服用しようか、苦慮することもしばしばあります。もちろん、脳神経内科、外科などの頭痛外来で何か疾患がないか除外することも大切で…

  • 2017.05.07漢方コラム

    女性の漢方シリーズ めまい編

    検査では異常が見つからず、不定愁訴、自律神経失調症、更年期(プチ更年期)などの診断であきらめる、放置する、もしくは、ドクターショッピングする・・・こんな経験をお持ちの方は多いと思います。そんな時に、漢方が劇的に効果を発揮…

  • 2017.04.07漢方コラム

    五月病と漢方

    五月病に代表されるように、新入社員、新入生に関わらず、季節の変わり目には、体調の変化や憂鬱気分など、よく耳にします。 そんな時におすすめの漢方薬をご紹介します。 ①補中益気湯 何となく元気がでない、疲れたときに。栄養ドリ…

  • 2017.03.07漢方コラム

    お酒と漢方

    季節柄、お花見や歓送迎会、最近では女子会なるものも多く、お酒の席も少なくないかもしれません。今日はお酒を楽しく飲むための、二日酔い防止の漢方薬をご紹介したいと思います。 ①まずは五苓散:体内の水分バランスを整えます。頭痛…

  • 2017.02.07漢方コラム

    「潤腸湯エキス」の紹介

    以前のコラム「最優先は胃腸②」で便秘解消は最強の血流の改善になり、子宮卵巣の環境がよくなり、さらに様々な症状の改善が期待できるというお話しをいたしました。その中でも、今、私がとても好きな「潤腸湯エキス」のご紹介をします。…

  • 2017.01.07漢方コラム

    花粉症の漢方

    今や花粉症は、日本で増加している疾患です。抗アレルギー剤を服用してもなかなか症状がおさまらず、仕事に支障をきたす方や、薬を服用すると眠くなるので昼間は服用できない方も多くお見受けします。そういった方に朗報です。 漢方薬を…

  • 2016.12.07漢方コラム

    風邪のひきはじめの漢方

    漢方薬は服用する時期、服用方法などを間違うと、最大限に効果を得ることができません。 正しい服用方法を知って、効果的に漢方薬を使用しましょう。 1:風邪かな?と思ったら・・・ 風邪の漢方薬では、葛根湯(かっこんとう)は有名…

  • 2016.11.07漢方コラム

    冷え対策の漢方

    東洋医学では昔から、冷えは妊娠によくないと言われてきました。体を冷やすと、生命力を作り出す腎の働きが低下し、気、血、水の流れが悪くなり、不妊の原因になると考えられるからです。 冷えの状態をよく観察して、ぴったり合う漢方薬…

  • 2016.10.07漢方コラム

    最優先は胃腸②(便秘解消は最強の血流改善)

    便秘薬ではお腹が痛くなる、すっきりした排便がないといったお悩みのある方は、ぜひ漢方エキスをおすすめします。 ▼定義の違い ・西洋医学 大腸に異常がなく、本人が不快感や苦痛がなければ、2~3日に1回の排便でも問題にしません…

  • 2016.09.07漢方コラム

    最優先は胃腸①(胃腸衰弱を克服する)

    漢方治療、特に不妊治療に携わるようになり、胃腸虚弱はまず克服しないといけない症状だとますます感じるようになりました。 胃腸虚弱があると、不妊治療に頻用される四物湯や当帰芍薬散などの補血薬や、八味地黄丸や六味丸などの補腎剤…

  • 2016.08.07漢方コラム

    夏の冷え対策と夏バテ解消

    夏の冷え対策 暦の上では立秋ですが、猛暑の夏がとうとうやってきました。外では汗をたくさんかき、電車や職場の冷房で、汗がひくのと共に体が冷えてしまい、体調が崩してしまう方も多いと思います。 まず、寒冷にさらされないこと、強…

  • 2016.05.05漢方コラム

    漢方の持つアンチエイジング力②

    前回、東洋医学での「腎」は、西洋医学とは違って、泌尿生殖器全般を指し、成長や発育、生殖、老衰といった生命現象を調節している、生命力の根本であるとお話ししました(前回の記事は→漢方の持つエイジング力①)。 今回は、腎に貯蔵…

  • 2016.04.07漢方コラム

    漢方の持つアンチエイジング力①

    黄帝内経(こていだいけい)の「素門 上古天真論」には、女性のからだは7の倍数、男性のからだは8の倍数で変化が訪れるとされています。 男性は32歳頃をピークとして40歳頃から衰えていき、女性は28歳頃をピークとして35歳頃…